変形性股関節症の進行度

変形性股関節症は進行性の変性疾患で、治療をせずに放置しておくと前期、初期、進行期、末期へと病期が進行していきます。
しかし、誰もが同じ様に進行するわけではありません。
股関節の形に異常があっても進行しない人もいますし、生活習慣の改善や体重のコントロールなどの保存療法を受けて、悪化が抑えられていれば進行も遅くなります。
前期では、臼蓋形成不全などの股関節の形に異常はあるものの、レントゲンを撮っても軟骨のすり減りなどは見つかりません。
初期になると軟骨がすり減りだして、臼蓋と大腿骨の関節の隙間が少し狭くなってきます。
負荷が集中する場所の骨が硬くなる現象が起きますが、激しい運動などを行った後に股関節に痛みが増す程度で、安静にしている時には股関節に痛みはありません。
進行期に入ると益々軟骨のすり減りが進み、関節の隙間が狭くなるため臼蓋と大腿骨がぶつかったり接する部分も出てきます。
そして、骨棘という壊れた骨を補うための新しい骨の増殖が見られるようになり、それに伴って痛みが増して動きも制限されるようになります。
末期には、軟骨がすり切れてなくなってしまうため臼蓋と大腿骨の関節の隙間がなくなります。
そうなると、骨が露出してぶつかるため骨がすり減って骨棘も成長し、股関節自体が変形してしまいます。
股関節の動きの制限や痛みも強くなり、杖を使わないと歩けないなど日常生活にかなりの支障がでるようになります。

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